求める学生像

素粒子原子核コースは、研究に対する強い熱意を持っているだけでなく、幅広い視野に立って新しい研究の方向性を探し、その研究を実際に推進して成果につなげられるための学力を持った学生を求めています。5年一貫制博士課程(学士課程修了者を対象とする)および博士後期課程(修士課程修了者を対象とする)への入学が可能です。

入学者の選抜について

素粒子原子核コースは、入学者を選抜するにあたって、物理学の基礎知識および数学・英語に関する十分な学力を備えていること、高度な研究を遂行するために必要な資質である客観性、積極性、学習意欲を備えていることを重視しています。

そのような能力や資質を適正に判定するために、5年一貫制博士課程入学者の選抜においては、筆記試験と面接を実施します。また、博士後期課程入学者の選抜においては面接のみを実施し、上記の観点に加え、修士レベルの学力と専門的知識を備えているかどうかを判定します。

学位を取得するには

博士学位論文審査に出願する者は指定された授業科目の履修に加え、学位論文を提出する必要があります。学位論文の査読審査には必ず1名以上の他の研究機関に所属する専門家(外部審査員)が加わり、学位論文の提出・査読に加えて、コース主催の公開論文発表会で口頭発表と質疑が求められます。

また、学位論文審査は「物理科学領域」において行われることになります。これらの審査に合格した者は博士(理学あるいは学術)の学位が得られます。5年一貫制博士課程では、一定の条件を満たした場合に修士の学位を取得することができます。